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ディズニーリゾートライン

Disney Resort Line

ディズニーリゾートライン(英語:Disney Resort Line)は、千葉県浦安市の東京ディズニーリゾート(TDR)内を走る、舞浜リゾートライン(オリエンタルランド、OLCの子会社)が運営する路線距離約5.0キロメートルの跨座式モノレール(日本跨座式)である。路線は単線の環状で、列車は反時計回りにのみ運行され、4つの駅を結んでJR東日本京葉線の舞浜駅と東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、リゾート内のホテルや商業施設を結ぶ。電化方式は直流1,500ボルト、最高速度は50キロメートル毎時で、ミッキーマウス型の窓やつり革で知られるが、アトラクションではなく鉄道事業法に基づく公共交通機関である。

千葉2 km
ディズニーリゾートラインの路線図 · 境界: 国土数値情報(国交省)・GSI

歴史

東京ディズニーリゾートにモノレールを走らせる構想は、リゾートの拡大に伴って1990年代に具体化した。東京ディズニーランドは舞浜駅から徒歩圏にあったが、東京ディズニーシーや複数の大型ホテルの開発によって一帯は徒歩では移動しきれない広さとなり、モノレールは輸送手段を提供するとともに、リゾートホテルなどさらなる開発用地を生み出すものでもあった。1997年に第一種鉄道事業の免許が与えられ、6月24日に運輸審議会が免許を妥当と運輸大臣へ答申し、6月27日に免許された。同年11月26日には加賀見俊夫社長がモノレール建設を記者発表した。

建設は1998年10月6日の着工式で正式に始まり、2日後の10月8日には路線名「ディズニーリゾートライン」が発表された。2000年10月24日に試運転を開始し、東京ディズニーシーの開業を控えた2001年7月27日に開業した。前日には出発式が開催され、ミッキー・ミニーに加え、扇千景国土交通大臣(当時)や堂本暁子千葉県知事(当時)などが参加した。

路線は反時計回りの単線環状で運行され、1周の所要時間は約十三分、隣り合う駅間はおおむね2〜4分である。最大で4編成が同時に運行され、最も混雑する時には3分15秒間隔となる。通常時は自動運転(自動化レベルGoA3、添乗員付き自動運転に該当)で運行され、運転士は乗務しないが、ドア扱いや安全監視を担当するコンダクターが乗務し、全駅に設置されたホームゲートには戸先センサーが取り付けられ、すべてのドアとゲートが閉まるまで列車が発車できない仕組みとなっている。公道上空を通過する箇所があるため公共交通機関として運行され、両パークが休園していても運行される。

開業当初の数年間は多くの利用客で賑わい、平成14年度の輸送人員は約1,937万人に達し、その後も様々な改良が続いた。開業以来販売していた磁気式のパスネットカードは2008年1月10日で販売を終了し、2009年3月14日にICカード「PASMO」(相互利用のSuicaも利用可)を導入し、2013年に始まった交通系ICカードの全国相互利用にも対応した。均一制の運賃は2007年4月1日に開業以来初めて改定されて大人200円から250円となり、2014年と2019年には消費税率の引き上げに伴って再び改定され、2024年3月16日の改定で大人300円となった。これは消費税率の引き上げを除くと約17年ぶりの改定であった。

路線は時に運行を休止したこともある。2004年10月22日には東京ディズニーシーで大規模な停電が発生して同パークが繰り上げ閉園となり、その間ディズニーリゾートラインが無料で乗車できる措置が取られた。2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)とそれに伴う電力供給逼迫の影響で運行を休止し、4月2日に運行を再開したが、当面は約5割の減便となった。乗車券も進化を続け、2025年7月28日に二次元コード(QRコード)乗車券を導入し、従来の磁気乗車券の発売は2026年5月21日をもって終了した。

車両はいずれも日立製作所の標準的なモノレール設計に基づき、ミッキーマウス型の窓を特徴とし、それぞれ波をモチーフとした色で仕上げられている。車両は「リゾートライナー」と呼ばれ、6両編成5本が運用されている。当初のType X(10形)は2001年の開業から運行され、2020年からは新型のType C(100形)へ順次置き換えられた。Type Cは窓が約5割大きくなって眺めが改善され、車内の定員は537人から564人へと増加した。Type Cのイエローは2020年7月3日に運行を開始し、2024年1月1日にグリーンがデビューして全編成が揃い、Type Xは2024年9月1日をもって運行を終了した。2019年に発表された約125億円の車両更新計画には、信号設備の更新も含まれていた。

年表

  • 19976月27日:舞浜リゾートラインが第一種鉄道事業の免許を取得(6月24日に運輸審議会が免許を妥当と答申)。
  • 199711月26日:加賀見俊夫社長がモノレール建設を記者発表。
  • 199810月6日:着工式を実施し建設開始。10月8日に路線名「ディズニーリゾートライン」を発表。
  • 200010月24日:試運転を開始。
  • 20017月27日:ディズニーリゾートラインが開業(東京ディズニーシー開業の直前)。
  • 200410月22日:東京ディズニーシーで大規模な停電が発生し繰り上げ閉園、ディズニーリゾートラインが無料乗車となる。
  • 20081月10日:パスネットカードの販売を終了。
  • 20093月14日:ICカード「PASMO」を導入(相互利用のSuicaも利用可)。
  • 20113月11日:東北地方太平洋沖地震と電力供給逼迫のため運行を休止。4月2日に運行再開(当面は約5割減便)。
  • 20144月1日:消費税率引き上げに伴い開業以来2回目の運賃改定を実施。
  • 20199月27日:新型車両「リゾートライナー(Type C)」を約125億円の計画で発表(信号設備の更新を含む)。10月1日には消費税率引き上げに伴い3回目の運賃改定。
  • 20207月3日:新型Type C(100形)イエローが運行を開始。
  • 20241月1日:Type Cグリーンがデビューし、5編成のType Cが揃う。
  • 20243月16日:運賃改定で大人300円となる(消費税率引き上げを除くと約17年ぶり)。回数乗車券の発売も終了。
  • 20249月1日:当初のType X(10形)「リゾートライナー」が運行を終了。
  • 20257月28日:二次元コード(QRコード)乗車券を導入。従来の磁気乗車券は2026年5月21日で発売終了。

出典