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越後線

Echigo Line

越後線(えちごせん)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が運営する営業キロ83.8キロメートルの鉄道路線で、全線が新潟県内に収まり、南の柏崎駅から、北は新潟市中央区の新潟駅までを結ぶ。弥彦線と接続する吉田を経て新潟平野を縦断しており、JR東日本では地方交通線に分類されている。単線の路線で、軌間は1,067ミリメートルの狭軌、全線が直流1,500ボルトの架空電車線方式で電化されており、最高速度85キロメートル毎時の普通列車が走り、途中も含めて33の駅を有する。その名称は、現在の新潟県の大部分にあたる旧越後国に由来する。

越後線の路線図 · 県境: 国土数値情報(国交省)

歴史

この路線は国ではなく、1911年3月に設立された民営の越後鉄道(えちごてつどう)によって建設された。建設は両端から区間ごとに進められた。最初の区間である白山 - 吉田間が1912年8月25日に開業し、同年11月11日には南側で柏崎 - 石地間が開通した。同年12月下旬にはさらに吉田から地蔵堂方面、石地から出雲崎方面への延伸が行われ、1913年4月20日に出雲崎 - 地蔵堂間が開業したことで両端がついに結ばれ、越後鉄道は平野を横断する連続した路線となった。

1910年代を通じて越後鉄道は、小さな駅や停留場、季節営業の停車場を着実に整備していき、関屋(1913年)、越後赤塚(1914年)をはじめ、いくつもの停留場が設けられ、その多くが後に駅へと昇格した。私鉄であった同社の周囲には接続する支線も集まり、長岡鉄道は1915年から1921年にかけて寺泊から信越本線の来迎寺方面への路線を段階的に建設し、1928年には日本初のディーゼル動車(気動車)を導入したとされる。

越後線は1927年10月1日に国有化され、柏崎 - 白山間81.0キロメートルの路線として官設鉄道に編入された。その後の数十年間、国は新潟側で路線の延伸と整理を進めた。1943年には信越本線の貨物支線として新潟 - 関屋間が開業し、1951年6月25日には新潟 - 関屋間で旅客営業が始まり、同年12月15日には路線が整理されて柏崎から新潟まで通じる一本の越後線となり、新たな白山駅(2代目)が開業する一方で初代の白山駅は廃止された。

蒸気運転は他の動力に代わり、路線は次第に近代化されていった。1954年には無煙化(ディーゼル化)が達成され、1950年代後半以降は新潟周辺で新駅が相次いで開業した。小木ノ城(1958年)、小針(1960年)、南吉田(1965年)などである。この路線も無傷ではなく、1964年6月16日の新潟地震により全線が不通となり、同年7月12日にかけて段階的に運転が再開された。1982年5月31日には列車集中制御装置(CTC)が全線で使用を開始した。

電化は比較的遅かった。越後線は1984年4月8日に直流1,500ボルトで全線電化され、同じ日に北吉田・新潟大学前の各駅が開業した。その3年後、日本国有鉄道の分割民営化に伴い、1987年4月1日に路線はJR東日本へ引き継がれ、路線の一部で行われていた貨物営業は廃止された。翌1988年には青山駅が開業し、1995年からは一部の列車でワンマン運転が導入された。

21世紀に入っても路線は駅の増設と自然災害への対応を続けている。2005年には内野西が丘が開業し、2018年には新潟駅付近の高架化の第1期が完成して、信濃川橋梁東詰から新潟駅までの区間が複線化された。2024年1月1日の能登半島地震では線路の沈下が生じ、1月6日まで運転に支障が出た。2025年3月15日には新潟 - 白山間に上所駅が開業し、これは越後線で初めての完全な新駅であり、また2005年の内野西が丘以来となる、新潟県内で初の在来線の新駅となった。

年表

  • 19113月:路線を建設するため、民営の越後鉄道株式会社が設立される。
  • 19128月25日:越後鉄道が最初の区間である白山 - 吉田間(31.2km)を開業。11月11日には南側の柏崎 - 石地間(18.7km)が開通する。
  • 19134月20日:出雲崎 - 地蔵堂間(16.7km)が開業し、両端が結ばれて新潟平野を横断する連続した路線となる。
  • 192710月1日:越後線が国有化され、柏崎 - 白山間81.0kmの路線として官設鉄道に編入される。
  • 194311月1日:信越本線の貨物支線として新潟 - 関屋間(4.6km)が開業する。
  • 19516月25日:新潟 - 関屋間で旅客営業を開始。12月15日には路線が整理されて柏崎 - 新潟間を通じる一本の越後線となり、白山駅(2代目)が開業して初代の白山駅は廃止される。
  • 19545月1日:路線の無煙化(ディーゼル化)が達成される。
  • 19646月16日:新潟地震により全線が不通となり、7月12日にかけて段階的に運転が再開される。
  • 19825月31日:列車集中制御装置(CTC)が全線で使用を開始する。
  • 19844月8日:全線が直流1,500Vで電化される。同日、北吉田・新潟大学前の各駅が開業する。
  • 19874月1日:日本国有鉄道の分割民営化に伴い、路線はJR東日本へ引き継がれ、貨物営業が廃止される。
  • 19883月13日:青山駅が開業する。
  • 19955月8日:一部の列車でワンマン運転が導入される。
  • 20053月1日:内野西が丘駅が開業する。
  • 20184月15日:新潟駅付近の高架化第1期が完成し、信濃川橋梁東詰 - 新潟駅間が複線化される。
  • 20241月1日:能登半島地震により線路の沈下が生じ、1月6日まで運転に支障が出る。
  • 20253月15日:新潟 - 白山間に上所駅が開業。越後線で初の完全な新駅であり、2005年以来、新潟県内で初の在来線の新駅となる。

出典