歴史
京都の地下鉄建設は比較的遅く始まった。烏丸線の起工式は1974年11月29日に護王神社で行われ、最初の区間である北大路駅 - 京都駅間が1981年5月29日に京都市初の地下鉄として開業した。同日には新型の10系電車が運転を開始し、古都の中心部の烏丸通の地下を貫く短い南北の軸を形づくった。
その後、路線は段階的に延伸された。1988年6月11日には京都駅から竹田駅まで南へ延び、近鉄京都線と接続できる地点に達した。そのわずか数週間後の1988年8月28日には近鉄京都線との相互直通運転が始まり、北大路から近鉄側の新田辺駅まで列車が運転されるようになった。この日から近鉄3200系電車が地下鉄に乗り入れるようになった。
延伸は北側でも続いた。1990年10月24日には北大路駅から北山駅まで北へ延伸された。最後の区間はそれに続き、1997年6月3日に北山駅 - 国際会館駅間が開業して全線が開通し、現在の13.7キロメートルの全長が完成した。その直前の1997年5月22日には、市営地下鉄の2番目の路線である東西線の開業を前に、御池駅が烏丸御池駅と改称された。(日本語版ウィキペディアはこの改称を6月3日の全通とあわせて記載し、英語版は5月22日としている。)
近鉄線への直通運転は時とともに拡充された。1997年12月のCOP3(気候変動会議)の期間中には、会議への来訪者の輸送を助けるため、国際会館駅 - 高の原駅間で臨時の直通運転が実施された。続いて2000年3月15日には、国際会館駅から近鉄奈良駅まで直通する急行の定期運転が始まり、この目的のために近鉄3220系電車が導入され、京都の地下鉄に昼間の奈良への直通ルートがもたらされた。
全通後の数十年間、烏丸線は近代化が続けられており、1981年製の初代10系車両の置き換えを始めるため、2022年3月26日からは新型の20系電車が導入された。東西方向の東西線とともに、烏丸線は京都市内の鉄道交通の根幹をなし、市の主要な大通りの一つの地下を南北の輸送を担いつつ、近鉄との接続を通じて広く近畿圏へとつながっている。
年表
- 197411月29日:烏丸線の起工式が護王神社で行われる。
- 19815月29日:最初の区間である北大路 - 京都間が京都市初の地下鉄として開業。10系電車が運転を開始。
- 19886月11日:京都駅から竹田まで南へ延伸される。
- 19888月28日:近鉄京都線との相互直通運転を開始し、北大路から新田辺まで運転。近鉄3200系電車が乗り入れを開始。
- 199010月24日:北大路から北山まで北へ延伸される。
- 19975月22日:東西線の開業を前に、御池駅が烏丸御池駅と改称される。
- 19976月3日:最後の区間である北山 - 国際会館間が開業し、全線が開通(13.7km)。
- 199712月1日〜10日:COP3(気候変動会議)の来訪者輸送のため、国際会館 - 高の原間で臨時の直通運転を実施。
- 20003月15日:国際会館から近鉄奈良まで直通する急行の定期運転を開始。近鉄3220系電車を導入。
- 20223月26日:新型の20系電車が運転を開始し、初代10系車両の置き換えを始める。
出典
事実確認日:2026年6月14日