JR線·約2分で読めます

南港ポートタウン線

Nankō Port Town Line

南港ポートタウン線(なんこうポートタウンせん)は、愛称を「ニュートラム」といい、大阪市住之江区を走る営業キロ7.9キロメートルの自動案内軌条式旅客輸送(AGT)路線で、コスモスクエア駅から住之江公園駅までを結び、Osaka Metro(大阪市高速電気軌道)が運営している。ゴムタイヤと案内軌条を用いる方式で、駅数は10駅、複線で、電化方式は三相交流600ボルト・60ヘルツの側方接触式であり、路線記号は「P」である。埋め立て地である南港地区とそのポートタウンの住宅群・臨海施設に対応するために建設され、自動運転により無人で運行されている。

大阪此花区堺区港区西成区2 km
南港ポートタウン線の路線図 · 境界: 国土数値情報(国交省)・GSI

歴史

路線は1981年3月16日に中ふ頭 - 住之江公園間で開業し、大阪市交通局が建設・運営する、新たに埋め立てられた南港地区の中量軌道輸送の軸として設けられた。神戸のポートアイランド線に続く日本における自動案内軌条式輸送の初期の事例であり、通常の鉄輪・鉄レール方式ではなく、側方の案内軌条で誘導されるゴムタイヤ式の輸送技術を用いていた。

開業から約10年間、ニュートラムは乗務員添乗で運行されていた。完全な無人自動運転は1991年10月20日に始まり、このとき100A系車両が営業運転を開始するとともに、自動列車制御による無人運行へと切り替えられた。

その自動運転は重大な事故により中断された。1993年10月5日、列車が終点の住之江公園駅で停止できずに線路終端の構造物へ突っ込む事故が発生し、日本語の記録では215人が負傷したとされ、全線が運休した。運行は1993年11月19日に再開されたが、完全な無人運転ではなく、再び乗務員が添乗する半自動運転によるものとなった。

路線はその後、北端で延伸された。1997年12月18日には、第三セクターの大阪港トランスポートシステム(OTS)が建設したニュートラムテクノポート線がコスモスクエア - 中ふ頭間で開業し、両線の相互直通運転が始まった。接続の準備のため、1997年10月31日には全線が終日運休していた。完全な無人自動運転は2000年2月20日に再開された。

二つの区間は後に一つの運営者の下で統合された。2005年7月1日にOTSニュートラムテクノポート線が南港ポートタウン線へ編入され、コスモスクエアから住之江公園までの直通経路が一本の路線となった。200系車両は2016年6月29日に営業運転を開始した。

2018年4月1日には大阪市交通局が民営化され、南港ポートタウン線を含むその鉄道網は新会社Osaka Metro(正式には大阪市高速電気軌道株式会社)へと引き継がれ、以後同社が路線を運営している。

年表

  • 19813月16日:大阪市交通局が建設・運営する自動案内軌条式の路線として、中ふ頭 - 住之江公園間が開業。乗務員添乗で運行を開始する。
  • 199110月20日:無人自動運転を開始。100A系車両が営業運転を開始する。
  • 199310月5日:列車が住之江公園駅で停止できず線路終端へ突っ込む車両暴走事故が発生し、215人が負傷。全線が運休する。
  • 199311月19日:乗務員添乗の半自動運転により運行を再開する。
  • 199710月31日:OTSテクノポート線との相互直通運転の準備のため、全線が終日運休する。
  • 199712月18日:OTSニュートラムテクノポート線がコスモスクエア - 中ふ頭間で開業し、両線の相互直通運転を開始する。
  • 20002月20日:無人自動運転を再開する。
  • 20057月1日:OTSニュートラムテクノポート線を南港ポートタウン線へ編入し、コスモスクエア - 住之江公園間が一本の路線となる。
  • 20166月29日:200系車両が営業運転を開始する。
  • 20184月1日:大阪市交通局が民営化され、当線は新会社Osaka Metro(大阪市高速電気軌道株式会社)の路線となる。

出典