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六甲アイランド線

Rokkō Island Line

六甲アイランド線(ろっこうアイランドせん)は、兵庫県神戸市東灘区において神戸新交通が運営する自動案内軌条式旅客輸送システム(AGT)路線で、愛称を「六甲ライナー」(Rokko Liner)という。全線が高架の複線で、営業キロは約 4.5 キロメートル、JR神戸線と接続する住吉駅から、神戸港沖の人工島「六甲アイランド」のマリンパーク駅を結ぶ。ATC・ATOによる完全無人運転で、駅は R01 から R06 までの6駅である。1990年に開業し、神戸新交通にとってはポートアイランド線に次ぐ二つ目のAGT路線となった。

神戸東灘区灘区2 km
六甲アイランド線の路線図 · 境界: 国土数値情報(国交省)・GSI

歴史

この路線は、神戸港沖に造成された大規模な人工島である六甲アイランドと神戸中心部を結ぶ交通機関として計画された。経路は二つの法律上の区分に分かれている点が特徴的で、住吉 - 南魚崎間とアイランド北口 - マリンパーク間は軌道法に基づく軌道区間、六甲大橋で神戸港を渡る南魚崎 - アイランド北口間は鉄道事業法に基づく鉄道区間となっている。これは、その下を走る道が道路であるか、それ以外の道であるかの違いによるものである。

認可は1986年に下りた。1986年4月25日、神戸新交通は住吉 - 南魚崎間およびアイランド北口 - マリンパーク間の軌道特許と、南魚崎 - アイランド北口間の鉄道敷設免許を取得した。同年8月25日に工事施工が認可され、9月2日に建設工事に着手した。建設費用は事業者施工分で166億円、公共事業費等を含めて総計388億円(1キロあたり約86億円)であった。

住吉 - マリンパーク間は1990年2月21日に開業し、神戸新交通にとって二つ目の自動案内軌条式旅客輸送システム路線となった。開業にあわせて導入された1000型車両を当初から使用し、同型は4両編成11編成が製造された。軌間は1,700ミリメートルの側方案内式AGTで、電気方式は三相交流600ボルト・60ヘルツである。全列車が4両編成であるが、ホームは全駅とも6両編成分があり、列車が停止しない部分はホームドアではなくガラスがはめられている。

1995年1月17日、阪神・淡路大震災により全線が不通となった。復旧は段階的に進められ、アイランド北口 - マリンパーク間が同年5月12日に、魚崎 - アイランド北口間が7月20日に、そして最後の住吉 - 魚崎間が8月23日に開通し、全線が運転を再開した。本線ではPiTaPaやICOCAなどの交通系ICカードが使用できる。

その後、新世代の車両が登場した。3000形は2018年8月31日に運行を開始し、川崎重工業で製造され、フェラーリ・エンツォフェラーリやE6系新幹線を手掛けた奥山清行がデザインの全体監修を行った。3000形は1000型を置き換える計画で、2023年までに置き換えが完了した。2022年7月4日の夜、アイランド北口 - 南魚崎間で住吉行きの列車が装置故障により緊急停車し、7月5日は単線運行となったが、該当車両を撤去した7月6日に平常通りの運転に戻った。

マリンパークから六甲アイランドの南側で埋め立て中の六甲アイランド南まで延伸する計画があり、1989年の運輸政策審議会答申第10号で「今後路線整備について検討すべき方向」として示されている。今日、六甲ライナーは六甲アイランドへの主要なアクセス路線として機能し、その住宅・商業地区を住吉・魚崎でJR・阪神やより広い鉄道網と結んでいる。

年表

  • 19864月25日:神戸新交通が住吉 - 南魚崎間・アイランド北口 - マリンパーク間の軌道特許と、南魚崎 - アイランド北口間の鉄道敷設免許を取得。
  • 19868月25日:工事施工が認可され、9月2日に建設工事に着手。
  • 19902月21日:住吉 - マリンパーク間が開業。神戸新交通にとって二つ目のAGT路線で、1000型車両で開業した。
  • 19951月17日:阪神・淡路大震災により全線不通となる。
  • 19955月12日:アイランド北口 - マリンパーク間が復旧し開通。
  • 19957月20日:魚崎 - アイランド北口間が復旧し開通。
  • 19958月23日:住吉 - 魚崎間が復旧して全線が開通。
  • 20188月31日:3000形が運行を開始。川崎重工業製で、デザインは奥山清行が全体監修を担当。
  • 20227月4日〜6日:4日に住吉行き列車が装置故障で緊急停車、5日は単線運行、6日に平常通りの運転に戻った。
  • 20231990年の開業時に導入された1000型が、2023年までに3000形にすべて置き換えられた。

出典