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3号線

Blue Line (Yokohama)

ブルーライン(Burū Rain)は、横浜市交通局が保有・運営する横浜市営地下鉄の営業キロ40.4キロメートルの鉄道路線で、神奈川県藤沢市の湘南台駅と横浜市青葉区のあざみ野駅を結ぶ。同局が持つ2本の地下鉄路線のうち長いほうであり、日本の地下鉄路線では都営地下鉄大江戸線に次いで2番目に長い。正式には2つの路線名から成り、関内駅 - 湘南台駅間19.7キロメートルが1号線、関内駅 - あざみ野駅間20.7キロメートルが3号線で、本記事の地図形状はこの3号線にあたるが、両者は一体の直通系統として運行され、合わせて「ブルーライン」の愛称で呼ばれる。軌間は1,435ミリメートルの標準軌、電化方式は直流750ボルトで、架線ではなく第三軌条から集電する点が日本の地下鉄としては珍しく、交通局は新規に建設された第三軌条方式の地下鉄として国内で最後の例だとしている。

横浜青葉区中区保土ケ谷区鶴見区旭区緑区2 km
3号線の路線図 · 境界: 国土数値情報(国交省)・GSI

歴史

この路線は、1965年10月に発表された「横浜市六大事業」の構想から生まれた。同構想は地下鉄を「横浜市の骨格をなす交通手段」と位置づけ、郊外部と旧市街地の連絡強化、港北ニュータウンの開発促進、桜木町・関内周辺の再開発の支援などを狙ったものである。1966年7月15日には都市交通審議会答申第9号で、横浜市が整備すべき路線として地下鉄4路線(1 - 4号線)が答申され、同年10月には横浜市会が建設計画を可決した。1号線と3号線は関内駅で接続して相互に列車を直通させる計画とされ、関内駅は優先整備区間の分岐点として設計された。1号線・3号線の正式な起点はともに関内駅であるが、直通系統の運行上の起点は湘南台駅となっている。

1号線・3号線の建設は1968年の起工で始まり、最初の列車は1972年12月16日、伊勢佐木長者町 - 上大岡間の第1期区間5.2キロメートルが開業して3両編成の1000形により走り出した。開業は再三遅れていた。1970年7月の集中豪雨では建設中の上大岡 - 吉野町間のうち約3キロメートルが約50万トンの水と土砂で水没し、復旧に約2か月を要した。さらに1972年9月の台風で完成間近の伊勢佐木長者町駅のホームが冠水し、当初予定していた春の開業が12月にずれ込んだ。地下鉄は開業当初から、当時の首都圏では珍しかった自動改札機を全駅に導入していた。

1976年9月4日には第2期区間が開業し、1号線が上大岡から上永谷まで、また伊勢佐木長者町から関内を経て横浜駅までの3号線最初の区間が開業した。この日から1号線と3号線は関内をまたいで一体の系統として相互直通運転を始め、これが今日まで続く運行形態となった。上永谷車両基地の完成に伴い、1977年6月15日には編成が3両から5両に増結された。

その後、路線は新横浜方面と戸塚方面へ段階的に延びていった。1985年3月14日には第3期として2つの延伸が同時に開業し、3号線が横浜から新横浜まで、1号線が上永谷から舞岡まで開業した(後者は単線での開業)。これに先立つ1984年6月21日には編成が6両に増結され、同日には初の冷房車両である2000形が営業運転を開始していた。1号線は1987年5月24日に第4期として戸塚に達したが、国鉄線直下の工事が遅れていたため戸塚駅は仮設駅での開業となり、本開業は1989年8月27日であった。

両端は1990年代に完成した。1993年3月18日には第5期として3号線が新横浜からあざみ野まで10.9キロメートル延伸した。北側の終点については、1984年に横浜市と東急が、東急が強く要望したたまプラーザではなくあざみ野とすることで合意していた。この延伸に先立ち、1992年7月6日には3000形(後の3000A形)が営業運転を開始している。1999年8月29日には第6期にして最後の区間として1号線が戸塚から湘南台まで開業し、路線は現在の40.4キロメートルとなった。同日、途中の「新横浜北駅」は新横浜駅との混同を避けるため北新横浜駅に改称された。

路線記号「B」を用いる駅ナンバリングは、開業30年にあたる2002年に導入され、同年には2002 FIFAワールドカップにちなんで32の各駅を参加各国にあてて装飾する企画も行われた。横浜市交通局は2006年6月15日に1号線と3号線を合わせた路線名称を「ブルーライン」と決定し、グリーンラインが開業して2本の地下鉄を区別する必要が生じた2008年3月30日から正式に使用を開始した。古参の1000形・2000形はともに2006年12月16日で営業運転を終え、同年中に自動列車運転装置による運転を開始したうえで2007年12月15日にワンマン運転を開始し、全駅にホームドアが設置された。各駅停車のみだった列車に加え、2015年7月18日には快速運転が始まり、全線の所要時間が最大10分短縮された。車両は現在3000形と、2022年5月2日から導入された4000形で運用されており、横浜市は3号線をあざみ野から小田急小田原線の新百合ヶ丘までさらに6.5キロメートル延伸する計画を進めている。

年表

  • 19667月15日:都市交通審議会答申第9号で横浜市が整備すべき地下鉄4路線(1 - 4号線)が答申される。10月11日に横浜市会が建設計画を可決。
  • 197212月16日:1号線の第1期区間、伊勢佐木長者町 - 上大岡間5.2kmが開業。3両編成の1000形が営業運転を開始。
  • 19769月4日:第2期開業。1号線が上大岡 - 上永谷間を延伸し、伊勢佐木長者町 - 関内 - 横浜間(3号線最初の区間)が開業。関内で1号線と3号線の相互直通運転を開始。
  • 19776月15日:上永谷車両基地の完成に伴い、編成を3両から5両に増結。
  • 19846月21日:初の冷房車両である2000形が営業運転を開始。同日から6両編成運転を開始。
  • 19853月14日:第3期開業。3号線が横浜 - 新横浜間、1号線が上永谷 - 舞岡間(単線)を延伸開業。
  • 19875月24日:第4期開業。1号線が舞岡 - 戸塚間を延伸開業。国鉄線直下の工事が遅れたため、戸塚駅は仮設駅としての開業となった。
  • 19898月27日:戸塚駅が本開業し、1987年の仮設駅から切り替えられる。
  • 19927月6日:3000形(後の3000A形)が営業運転を開始。
  • 19933月18日:第5期開業。3号線が新横浜 - あざみ野間10.9kmを延伸開業し、北側の終点あざみ野に達する。
  • 19998月29日:第6期(最終)開業。1号線が戸塚 - 湘南台間を延伸して全長40.4kmが完成。同時に「新横浜北駅」を北新横浜駅に改称。
  • 2002駅ナンバリング(路線記号「B」)を導入。開業30周年として、2002 FIFAワールドカップ参加国数と駅数が一致したことから、一駅一カ国を応援する装飾を実施。
  • 20066月15日:横浜市交通局が1号線と3号線を合わせた路線名称を「ブルーライン」と決定。12月16日に1000形・2000形が営業運転を終了。
  • 200712月15日:ワンマン運転を開始。これに先立ち1月20日に自動列車運転装置(ATO)による運転を開始し、全駅にホームドアを設置。
  • 20083月30日:グリーンラインの開業に伴い、2本の地下鉄を区別する必要が生じ、「ブルーライン」の名称を正式に使用開始。
  • 20157月18日:快速運転を開始し、全線の所要時間が最大10分短縮される。
  • 20225月2日:4000形が営業運転を開始し、3000形に加わる。

出典