歴史
京浜電気鉄道は東海道沿いに路線を延ばし、1901年2月に大森停車場前 - 八幡 - 川崎間、1902年6月に蒲田 - 穴守間、1905年12月に川崎 - 神奈川停車場前間を開業した。東京市電との相互乗り入れを目論み、1904年3月1日に全線を標準軌から1372mmの馬車軌間に改軌している。1925年3月11日には高輪 - 品川間が開業した。1930年4月1日には湘南電気鉄道が黄金町 - 浦賀間と金沢八景 - 湘南逗子間を標準軌で開業し、1931年12月26日に日ノ出町まで延伸された湘南電気鉄道と横浜から野毛山をトンネルで抜けた京浜電気鉄道の延長線が接続されて、横浜 - 浦賀間の直通運転が始まった。1933年4月1日には高輪駅を廃止して品川駅に乗り入れるとともに全線を標準軌に改軌し、品川 - 浦賀間の直通運転を開始した。この間、1931年7月4日には大船 - 片瀬間で日本初の有料道路事業を開始している。1941年11月1日には湘南電気鉄道を合併した。
太平洋戦争中の1942年5月1日、陸上交通事業調整法に基づく戦時統合により、小田急電鉄とともに東京横浜電鉄へ合併され、東京急行電鉄(いわゆる大東急)が発足した。戦時中の1942年12月1日には久里浜線の横須賀堀内(現在の堀ノ内) - 久里浜(現在の京急久里浜)間が開業している。1948年6月1日、東京急行電鉄の第3会社として京浜急行電鉄株式会社が設立され、小田急電鉄・京王帝都電鉄(現在の京王電鉄)とともに分離・独立して現在の路線を譲り受け、営業を開始した。1949年には東京証券取引所に株式を上場した。
戦後は羽田空港と三浦半島への路線整備が進んだ。1956年4月20日に穴守線が穴守稲荷 - (旧)羽田空港間で延伸開業し、1963年11月1日には穴守線を空港線に改称、同日に久里浜線が野比(現在のYRP野比)まで開業した。久里浜線は1966年の津久井浜・三浦海岸への延伸を経て、1975年4月26日に三崎口駅まで開業して全線開通した。1968年6月21日には本線泉岳寺 - 品川間が開業し、都営1号線(現在の都営浅草線)との直通運転を開始した。1987年6月1日には「京浜 - 」を冠した10駅を「京急 - 」に改称して略称を「京急」に統一した。1995年2月21日には品川 - 横浜間で最高速度を120km/hに引き上げている。
1993年4月1日に空港線の穴守稲荷 - 羽田(現在の天空橋)間が開業し、1998年11月18日には天空橋 - 羽田空港(現在の羽田空港第1・第2ターミナル)間が開業して、現在の営業区間がすべて開通した。現有路線は本線・空港線・大師線・逗子線・久里浜線の5路線、総延長87.0kmである。2003年10月1日に自動車事業を京浜急行バス株式会社へ分割し、2007年3月18日にはPASMOを導入してSuicaとの相互利用を開始した。2010年10月21日には英文社名をKeihin Electric Express Railway Co., Ltd.からKeikyu Corporationに変更し、泉岳寺駅を除く全駅に駅ナンバリングを導入した。2019年9月17日には本社を東京都港区高輪から横浜市西区高島の京急グループ本社に移転してグループ11社の本社機能を集約し、2020年1月21日にはその1階に企業博物館「京急ミュージアム」が開館した。2022年11月26日には23年ぶりとなる大規模なダイヤ改正を実施している。
年表
- 18982月25日、京浜急行電鉄の創業会社にあたる大師電気鉄道株式会社が設立され、立川勇次郎が専務取締役(代表)に就任した。
- 18991月21日、川崎駅(後の六郷橋駅) - 大師駅(現在の川崎大師駅)間2.0kmが標準軌で営業を開始した。日本で3番目、関東では最初の電気鉄道会社であった。同年4月25日には京浜電気鉄道株式会社に社名を変更した。
- 19304月1日、湘南電気鉄道の黄金町 - 浦賀間と金沢八景 - 湘南逗子間が標準軌(1435mm)で開業した。現在の本線南部・逗子線にあたる区間である。
- 19334月1日、高輪駅を廃止して品川駅へ乗り入れ、全線を標準軌に改軌した。同時に品川 - 浦賀間の直通運転を開始した。
- 194111月1日、京浜電気鉄道が湘南電気鉄道・湘南半島自動車を合併した。
- 19425月1日、陸上交通事業調整法に基づく戦時統合により、小田急電鉄とともに東京横浜電鉄へ合併され、東京急行電鉄(大東急)が発足した。
- 19486月1日、東京急行電鉄の第3会社として京浜急行電鉄株式会社が設立され、東京急行電鉄から現在の路線を譲り受けて営業を開始した。小田急電鉄・京王帝都電鉄とともに大東急から分離・独立した。
- 19686月21日、本線泉岳寺 - 品川間が開業し、都営1号線(現在の都営浅草線)との直通運転を開始した。
- 19754月26日、久里浜線の三浦海岸 - 三崎口間が開業し、久里浜線が全線開通した。
- 19876月1日、コーポレートアイデンティティの一環として「京浜 - 」を冠した10駅を「京急 - 」に改称し、略称を「京急」に統一した。同年の国鉄分割民営化で発足したJR東日本の京浜東北線との差別化も意識したものであった。
- 199811月18日、空港線の天空橋 - 羽田空港(現在の羽田空港第1・第2ターミナル)間が開業し、現在の営業区間がすべて開通した。
- 201010月21日、英文社名をKeihin Electric Express Railway Co., Ltd.からKeikyu Corporationに変更し、泉岳寺駅を除く全駅に駅ナンバリングを導入した。
- 20199月5日、神奈川新町駅付近で特急列車がトラックと衝突し、トラック運転手1名が死亡、33名が負傷した。
- 20199月17日、本社を東京都港区高輪から横浜市西区高島の京急グループ本社に移転した。京急電鉄を含むグループ11社の本社機能が同ビルに集約された。
出典
事実確認日:2026年6月12日