新幹線車両·約2分で読めます

新幹線H5系電車

H5 Series Shinkansen

新幹線H5系電車は、北海道旅客鉄道(JR北海道)が運用する新幹線用の高速電車で、2016年3月26日に一部開業した北海道新幹線向けの車両として導入された。JR東日本のE5系をベースとした耐寒・耐雪仕様の派生型であり、試験電車「FASTECH 360S」の研究成果を基礎とする設計をE5系と共有し、東北・北海道新幹線にまたがってE5系とH5系が共通で運用される。製造されたのは10両編成4本(H1〜H4編成、計40両)のみで、日立製作所と川崎重工業により2014年から2015年にかけて製造された。第一編成のH1編成は2014年10月に川崎重工業の神戸の工場から函館の車両基地へ搬出され、同年12月1日から北海道新幹線で走行試験が始まり、12月26日には260km/hに達した。営業最高速度はE5系と同じ320km/hで、これは東北新幹線の宇都宮〜盛岡間で出される速度であるが、北海道新幹線内では260km/hに、本州と北海道を結ぶ海底トンネルである青函トンネルの在来線との共用(三線軌条)区間では160km/hに制限されている。H5系は系列名に「H」が初めて付与されたJR北海道の車両で、JR東日本の「E」の付与方式に倣ったものであり、「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」の各列車に充当され、しばしばE6系と併結運転を行う。外観上はE5系との違いが主に車体中央の帯色に表れ、E5系の「はやてピンク」に代えて、ライラック・ルピナス・ラベンダーなど北海道で知られる花を想起させる「彩香パープル」の帯が配されている。側面のロゴマークは、北海道の輪郭と、北海道に飛来するシロハヤブサ(ハヤブサ)を組み合わせたデザインである。さらにH5系は、先頭車のスノープラウの強化、車体間の連結部の補強、電子機器を保護するための(E5系のアルミ製に代わる)ステンレス鋼製の床下構体など、耐寒・耐雪対策を備える。「北海道への旅の序章」をコンセプトとした北海道らしい内装が特徴で、普通車の床敷物に雪の結晶をあしらい、グランクラスの絨毯は北海道の海や湖を、グリーン車の絨毯は流氷の浮かぶ海を想起させるデザインとなっている。2022年3月16日の福島県沖地震により「やまびこ」運用中に脱線したH2編成が同年9月16日付で廃車となった後は、3編成が在籍している。

The JR Hokkaido H5 series set H1 on a "Hayabusa" service entering Ōmiya Station on the Tōhoku Shinkansen.
The JR Hokkaido H5 series set H1 on a "Hayabusa" service entering Ōmiya Station on the Tōhoku Shinkansen. — MaedaAkihiko · CC BY-SA 4.0 · Wikimedia Commons

年表

  • 2014Details of the H5 series announced by JR Hokkaido in April; first set H1 shipped from Kawasaki Heavy Industries in Kobe to the Hakodate depot in October; slow-speed test-running on the Hokkaido Shinkansen begins 1 December, reaching 260 km/h on 26 December.
  • 2016First H5 series set enters revenue service on 26 March with the partial opening of the Hokkaido Shinkansen (Shin-Aomori-Shin-Hakodate-Hokuto); E5 and H5 sets work interchangeably from this date.
  • 2022Set H2, running as Yamabiko No. 223, derails in the 16 March Fukushima earthquake between Fukushima and Shiroishi-Zaō (no injuries) and is withdrawn on 16 September, reducing the fleet to three sets.

出典